2014年3月24日月曜日

私の嫌いなCMについて その1:日清食品「SURVIVE!」。

こんばんは、武藤です。

昨日、J.S.ミル,竹内一誠訳『大学教育について』(岩波文庫,2011年)を読み終えました。一通り読みましたが、「言わんとしていることはわかるけど…」みたいな、そんな感じでしたね。これに関してはまた追々まとめます。


その話とは全然関係はないですが、最近、テレビで流れているCMの一部が非常に悪ふざけがすぎるように感じるのは私だけでしょうか。普段はあまりゴールデンタイムの時間帯の番組は観ないですが、たまに観たときなどにそういったCMが目につくと、正直イラッとします。

例えば、日清食品のこのCM。 
カップヌードル「SURVIVE! 就職氷河期 篇」30秒
http://www.nissinfoods.co.jp/product/cm/show_cm.html?cm_id=436


今考えている限り、このCMは2013年度で一番「ひどい」CMだと私は考えています。このCMは、今この現代社会で就職先が見つからず苦しむ数多の学生をバカにしている、極めて不謹慎な内容ではないでしょうか。

いわゆる「就職氷河期」と呼ばれ、希望の職種・企業などに就職することが非常に難しくなっている昨今の就職事情ですが、日本の社会をその「就職氷河期」に突入させたのは一体どこの誰でしたか。我々「氷河期世代」よりも前に就職した世代の人々がヘタを打ったから、今の現状があるのではないですか。
バブル期にすんなりと就職をして自分たちはのうのうと楽して生きてきたクセに、いざバブル崩壊後に景気が悪くなれば「就職氷河期だ就職氷河期だ!」などと騒ぎたて、今ここで苦しむ我々若者を絶対安全圏からふんぞり返って見下している。あまつさえ「イマドキの若者は努力が足りない!」などとのたまい、自らの(偶然と幸運だけで構成された)成功体験と現状の若者の姿を比較して悦に浸り、理不尽極まりない恫喝を交えた「圧迫面接」をして氷河期世代をいたぶり楽しむ…。

このCMは、まさにそういった世代の「醜い」心性が滲み出ているようです。このCMはそういった「人間の醜さ」が凝縮された史上まれに見る「駄作」です。少なくとも私はそう思います。

何が一番救えないかといえば、当の日清食品がこの最低なCMについて


"これからの時代を生きていく若者たちに、「さまざまな困難に立ち向かい、乗り越えてほしい」という思いを込めた「SURVIVE!」というメッセージ。
圧倒的なスケールの映像と共感をよぶ台詞で、カップヌードルらしい、楽しく、笑えて、熱くなるエンターテイメントなCMを作っていきます。 "(公式HPより)



などと述べているところです。口の悪い書き方ですが「どの口がそれを言うんだ」と製作者を問い詰めたいですね。
まず第一に、一文目の「さまざまな困難に立ち向かい、乗り越えてほしい」という文言が気に入りません。そもそも我々より前の世代が致命的なミスをしさえしなければ、今この現状はなかったのではありませんか。私は経済学の専攻ではないので詳細を知るわけではありませんし、その分野について何か専門的なことを提示できるわけではありませんが、バブル崩壊後に訪れた経済不況に備えてリスクヘッジをする余地はなかったのですか。

あなた方は自らが好き勝手にやった結果残った後の尻拭いを押し付けた相手に、「さまざまな困難に立ち向かい、乗り越えてほしい」などと平気で言う。あなた方に「恥」という概念はないのですか。「良心の呵責」はないのですか。自分たちは安全圏で何の苦労もなく生きているクセに、何が「SURVIVE!」ですか。ふざけるのも大概にして欲しいです。

また、二文目も最悪の文面です。にわかには信じがたいことですが、日清食品の社員一同はこのCMを「楽しく、笑えて、熱くなるエンターテイメント」だと考えているようです。これを楽しいなどと形容できるその感性を、私は疑わずにはいられません。実に「醜い」感性だと思います。

他にも書きたいことはいくつかありますが、今回はとりあえずこの辺で。
少なくとも今言えることは、今後何があっても日清食品および関連企業に就職することはこれでなくなったということです。もっとも、私は果たして就職活動ができるのかすら定かではありませんが…。その辺りは私の努力次第なところもあるので、今は自分のするべきことをしっかり頑張ります。
また、現状、他にも2つほど「嫌いなCM」があってそちらにも文句を言いたいので、それらにはまた後日改めて文句をつけていきたいと思います。



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