2014年3月13日木曜日

「友だち地獄」を感じました。

こんばんは、武藤です。

今日は雨の中大学と自室を行ったり来たりで大変な一日でした。本来であれば1往復で事足りた用事でしたが、最近は物忘れが激しく、大学に到着してから忘れ物に気づき取りに戻るという無駄な行動をしてしまったために余計な費用がかかってしまいました。今は毎日大学に行くこともないので定期は買っておらず、この時期に大学へ行くと毎回交通費がかかってしまい、とても損をした気分です。


さて、今日は昨日の投稿の続きです。
この間新宿で友人の誕生日プレゼントを購入した後、私は大きな買い物をしてしまいました。






ニンテンドー3DS本体(中古)と、ポケットモンスターXです。
実は前々から私の友人の一人に積極的な勧誘を受けていて、その都度私はお茶を濁したような応答で切り抜けていたのですが、今回新宿の某古本屋にてそこそこの安さで置いていたのを友人が見つけてしまい、熱心なマーケティングに負けて購入する運びとなってしまいました。

この書き方からも分かるかと思いますが、今回のこの買い物は私個人としては非常に不本意です。

もちろん、このゲームがどうこうというわけではありません。私はプロフィール欄にわざわざ書いておく程度にはゲームという娯楽が好きですし、実際に、ここまでの人生の決して少なくない部分をゲームに費やしてきました。ゲームそれ自体は好きですが、今回に関してはそれ以上に大事なことがあるような気がしていて、なかなか気が進みませんでした。

私も来年度からは3年生です。前々から繰り返し書いているように、私には、早い段階から卒論の準備を着々と進めていって、無理なく卒論を仕上げて無事に大学を卒業していこうというささやかな「野望」があります。 そのために今は様々な方面の文献を読み、自分が専門的に研究していきたいと思えるテーマを深く掘り下げていく時期だと思っていますが、今回のこの買い物は、そういった卒業までのスケジュール設計に支障をきたしてしまう危険性があるように思います。

もちろん、プライベートと両立させながら研究を進め優秀な論文を仕上げて卒業していった先輩は探せばいくらでもいることでしょう。しかし、彼らはそういった芸当のできる限られた「才能のある人間」であって、特にこれといった才能を持たない私が同じことを同じようにできると夢想するのは、あまりにも現実味がないように思います。私は、「凡人でも、その気になれば一部の有能な人間と同様の品質を維持した行動ができるだろう」などという浅ましい考えは、大学に入学する際に捨てました。

さらに、イマドキの(当然ながらこの「ポケモン」シリーズも、私は初代からプレイしています)ポケモンはオンライン環境の発達により、プレイヤー間での対戦が非常に充実しています。Wi-Fiによるオンライン対戦は「通信ケーブル」という概念そのものを消し去りましたし、ワイヤレスで世界の誰とでも手軽に通信対戦ができることは科学技術による恩恵であるといえるでしょう。

ただ、それゆえに、今の私にとっては困った問題を引き起こすツールとなってしまいます。それ程に手軽に通信対戦ができるようになるということは、私の空き時間の過ごし方の選択肢の一つに友人たちと対戦をして過ごすというものが組み込まれてしまいます。そうなってくると相対的に文献を読み進めたり自身の研究を進めていく時間が少なくなってくるでしょう。それは一日単位だとそれほど長くはないですが、それが累積していった場合、最終的なゴールに大きな違いが生じてしまうかもしれません。そう思うと、私は今はとてもこのゲームで遊べる状態にはないような気がしてきます。

しかし、今実際問題としてここに買ったばかりの3DSとポケモンXがあるわけで…これを何とかしないことには何の進展もありません。これが私一人で完結するゲームであれば、これをこっそりクローゼットの奥にでもしまってしまうところですが、そうできない理由がどうしてもあります。

先にも挙げているように、このゲームはそのシステム上、自分の進捗状況が他者の行動に一定数の影響を与えます。すなわち、対戦相手としての他者が、自身が対戦するにふさわしい段階にあるか否かが、このゲームの魅力の一つとなりうるということです。そのため他のプレイヤーは相手が「自分が対戦するにふさわしい」段階になるまでにありとあらゆる「援助」をしようとします。そして、その「援助」は、相手の意志を顧みるという段階を経ないことが多いように思います。

となれば、私は彼の「援助」を盛大に受けつつ、彼にとって「ふさわしい対戦相手」となるために、このゲームを攻略していかなければならない。そういったステージに立たされたことになります。


私はここまでの一連の流れに、土井隆義氏が「友だち地獄」と表現したようなものが見え隠れしているように思いました。実はこの土井隆義『友だち地獄 ─「空気を読む」世代のサバイバル』(2008年,ちくま新書)はまだ読んでいないので、本分に即して詳細に考察を加えることはできませんが、できれば春休み中にもう少し深く考えていきたいと思いました。


とりあえず、この3DSはしばらく放置することにします。 幸か不幸か、今回購入したこの3DSは使用中に突然電源が切れるなど、随所にいくつか異常が見られるので、しばらくはこれを理由に放置しようと思います。

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